<J1:清水1-1C大阪>◇第7節◇20日◇アイスタ
清水はC大阪と引き分けた。前半11分、相手のシュートがMF杉山浩太主将(28)にあたり、不運な形で先制点を失った。しかし、FWバレー(31)が同33分に同点ゴールを決めると、その後も試合を優位に進めて決定機を何度も迎えた。ゴール前での精彩を欠きホームでの勝ち点1。そして3連勝は逃したが、開幕から不振が続いていた攻撃陣に明るい兆しが見え始めた。
清水イレブンが、90分間で復調への確かな手応えを示した。試合後の会見でも、アフシン・ゴトビ監督(49)は「ホームで(あと)勝ち点2を取れなかったことにはがっかりしている」と話したが、「選手は失点から良い反応を見せて取り返した。前向きな要素が多い試合だった。今後が楽しみだ」と収穫を強調した。
前半11分。相手のシュートがMF杉山の体にあたり、そのままゴールに転がった。不運な形で立ち上がりに先制点を失った。攻撃陣は開幕からなかなか形を作れない。過去の大敗が頭をよぎり、スタジアムには暗雲が立ちこめた。しかし、FWバレーが「若いチーム。自信は成長につながる」と話すように、前節磐田戦までの連勝がチームに変化をもたらしていた。
同33分、CKのこぼれ球をバレーが押し込み同点とすると、その後もC大阪ゴールに迫った。後半17分、出場停止のFW高木俊幸(21)に代わって先発したFW伊藤翔(24)がヘディングで。同45分には、同25分に清水デビューしたMF村田和哉(24)が、スルーパスに抜け出し左足を振り抜いた。あと1歩のところで精彩を欠き無得点に終わったが、シュート数は今季最多の14本。追加点の雰囲気は、最後まで漂い続けた。
ホームで勝ち点3を逃し、連勝も2で止まった。それでも、サポーターからは試合内容をたたえる拍手が送られた。バレーは「日々、課題は修正できてきている。次は勝ち点3を絶対取れるようにしたい」と、次節浦和戦に向けて力強い言葉を並べた。視界は開き始めた。【前田和哉】



