若手よ、もっと自分を出せ!

 仙台が15日、大阪・堺キャンプを打ち上げた。今日16日に行われる復興支援試合(国立)に参加する手倉森誠監督(45)と7選手が不在の中、FC大阪に2本合計4-1で勝利。DF蜂須賀孝治(22)が先制ミドルを決めた一方、他の若手に見られる“おとなしさ”は今後の課題といえそうだ。

 1本目の4分、左サイドのペナルティーエリア付近でボールを奪った蜂須賀は、迷わずに右足を振り抜いた。「たまたまでも、思い切りのいいプレーを心掛けていた」。本人も少なからずビックリだったが、若さあふれる積極的な姿勢が先制スーパーゴールを生んだ。

 14日の練習後、手倉森監督はピッチ上で要求や指示の声がなかなか聞こえない選手に注文を付けていた。「自分を出さないと、味方だって何をしたいか分からない。奥埜、(和田)拓也、ヘベルチ、越後、(藤村)慶太とかがもっとやってほしい」。この日は藤村が得点を挙げたが、まだまだ。コミュニケーションを重視する上本も「全然足りないよね。若い選手はこれからのベガルタを背負っていく存在なわけだから」と厳しい口調で期待を込める。

 武藤や蜂須賀は公式戦で自信をつけた側面があるとはいえ、イメージを言葉にし、自分を出せる選手が増えてこそ底上げにつながっていく。【亀山泰宏】