<J1:湘南3-2仙台>◇第24節◇8月31日◇BMWス

 痛すぎる取りこぼしだ。仙台がアウェーで湘南に敗れた。後半戦に入って安定していたはずの守備でミスが相次ぎ、まさかの3失点。FWウイルソン(28)の2得点で追い上げたが、及ばなかった。これで4戦勝ちなし。次節14日の大分戦で出直すしかない。

 ここまで8月5戦勝ちなしで降格圏に沈む湘南に、逆襲ムードがかすむ失態を演じてしまった。前半32分、右CKを島村に頭で決められて先制点を献上。5分後にウイルソンのゴールですぐさま同点に追いついたが、後半戦に入って安定していたはずの守備でミスが続出。後半13分、直前に高山のシュートをスーパーセーブした林がCKをファンブル。島村に押し込まれてリードを許すと、19分にはロングフィードから3点目を失った。

 前半終了間際に石川直が左足を負傷交代するアクシデント。さらにこの日、スタジアム上空では強い風が吹いていた。風下となる後半に向け、手倉森監督は「風やピッチ状況を考慮してプレーすること」と指示を出していた。林が目測を誤ってはじいたCKも、角田と林のロングボールへの対応があいまいになってウェリントンに入り込まれた3点目も、風の影響は否めない。とはいえ、条件は相手も同じ。思わぬ形ではあるが、敵地でもろさを露呈した。

 24分に佐々木、28分には湘南キラーの中原を投入し、早々と3枚のカードを使い切った手倉森監督。39分にはウイルソンがPKを決めて1点差に追い上げた。その後も武藤、佐々木らの鋭い仕掛けでゴールを脅かし、ロスタイムには中原、ウイルソンが決定的なシュートを放つが追いつくことはできなかった。痛恨の敗戦にサポーターからは容赦ないブーイングも起きた。これで4戦勝ちなし。次節は最下位の大分が相手。同じ失敗は許されない。【亀山泰宏】