長崎・雲仙市で9日から2次キャンプをスタートさせる予定だったJ2山形が大雪の影響を受けた。午前9時、空路で出発予定だったが、主力28選手を含む31人が9時間以上、仙台空港内で足止めを食らった。この日、午後4時過ぎから国見町総合運動公園・多目的芝生広場で行う予定だった全体練習は中止された。

 別移動で現地入りしていた石崎信弘監督(55)と6選手は急きょ予定を変更。雲仙市内の宿舎近くの体育館で軽めの調整を行った。

 今日10日から仕切り直しすることになる2次キャンプは、フィジカル中心だった千葉・館山キャンプから一転。明日11日から4日連続の実戦練習を行う。宿舎入り後、日課のジョギングを済ませた石崎監督は「飛行機移動ではよくあること。1次キャンプはけが人も少なく、予定どおりに消化できた。11日から(練習)試合なので、DF面の戦術的なことを見極めたい」と、コンバートを含めたポジション適性や戦術理解を深めていく考えを示した。【佐々木雄高】