開幕テスト合格!
J2札幌GK金山隼樹(25)が26日、大津町運動公園で行われた福岡大との練習試合に先発し、45分無失点に抑えた。3月2日の開幕磐田戦先発出場に向けた最終チェックだったが1対1の対応、DFへの指示、ビルドアップとミスなくクリア。昨季、長崎でリーグ最少40失点でのプレーオフ進出に貢献した新戦力が、プロ初の開幕切符を手にした。
背番号1の開幕先発が決まった。金山が積極的な声だしに加え、正確なキック、スローイングで組み立てに参加するなど、冷静なプレーで最終テストの福岡大戦を終えた。赤池保幸GKコーチ(39)は「李や杉山もいい状態だが、開幕はチーム全体のことを考えて金山でいく」と明言。金山本人も「準備はできている。他の選手とも話し合い、しっかり連係を取っていきたい」と気を引き締めた。
開幕GKは22日の仙台戦まで李と金山の一騎打ちだった。キック、1対1の対応、指示ともにハイレベルで競ってきたが、最後は日本語でのコミュニケーション力を優先した。同コーチは「DF陣が若い。うまくいかないときに日本語で鼓舞できる金山を後ろに置いた方がいい」と説明した。開幕の相手はJ2最強の呼び声高い磐田。センターバックは21歳櫛引と20歳小山内で組むだけに、劣勢の際、背後から言葉で勇気づけられる新戦力が選ばれた。
既に磐田封じへの策も頭に描いている。「前田選手はDFに体を寄せさせて動きを限定させる。離れた位置からのポポのシュートにも注意」。昨季6月22日の神戸戦では、そのポポに直接FKで得点を許しており「あのシュートは頭に入っている。2度、同じ失敗はしない」と雪辱を誓った。
試合後、赤池コーチとマンツーマンでシュート対応、最後はエース内村と連係を再確認するなど、詰めの作業も怠らない。ひたむきな新守護神が、開幕戦完封に導く。【永野高輔】



