<ナビスコ杯:鳥栖2-0清水>◇1次リーグ◇28日◇佐賀

 清水はアウェーで鳥栖に敗れ、前節神戸戦から痛すぎる連敗を喫した。序盤から優位に試合を進められると、前半39分にCKから先制点を許した。後半31分にも追加点を奪われ、攻撃陣も見せ場を作れないまま試合が終了。2年ぶりの決勝トーナメント(T)進出に黄信号となった清水は最終節アウェー鹿島戦(6月1日、カシマ)に向け、気持ちを切り替えて立て直す。

 決勝T進出に大きく前進する勝ち点3を目指した清水だったが、立ち上がりから精彩を欠いた。鳥栖にロングボールを起点に好機を許すと、前半39分だった。CKの折り返しをFW豊田陽平にニアサイドで合わされ先制点を献上。リードを許して前半を折り返した。

 ハーフタイム。アフシン・ゴトビ監督(50)は「メンタリティー、エネルギー、献身さ、どれをとってもダメ。もう10%ハードワークをしろ!」と選手を一喝。仕切り直して臨んだはずの後半だったが、状況はあまり変わらなかった。

 同4分に豊田にDFラインの裏を突かれてゴールを脅かされた。同6分もロングボールから、最後は中央を崩された。何とか守り続けたが、劣勢ムード。同13分、指揮官はMF村田和哉(25)とMF杉山浩太(29)を同時にピッチに送り出し、選手交代で状況の打開を図った。

 だが、その後も意図とは正反対の展開が続き、同31分にはミドルシュートで決定的な2点目を失った。攻撃陣も好機さえ演出できないまま試合終了となった。

 痛すぎる連敗だ。他クラブの状況次第だが、最終節の鹿島戦は引き分け以上が欲しい。FWノバコビッチ(35)も累積警告で出場停止と厳しい状況だ。一方で、31日が期限だったドイツ・デュッセルドルフから期限付き移籍中のFW大前元紀(24)は、2年8カ月の完全移籍で大筋合意に至っている。大一番まで中3日。残留が濃厚なエースを中心に、全員で切り替えていくしかない。【前田和哉】