<J1:神戸2-1仙台>◇第21節◇23日◇ノエスタ

 U-21(21歳以下)日本代表の神戸DF岩波拓也(20)が、J1出場21戦目での初ゴールで逆転勝利に導いた。2試合連続のベンチスタートも、前半終了間際にDF河本が熱中症で倒れ、後半から途中出場。1-1で迎えた22分、DFチョン・ウヨンの右CKから、得意のヘッドでたたき込んだ。両親が見守る前での決勝点に「途中からでも仕事をしたいと思っていた。ゴールで勝ちに貢献できてよかった」と喜んだ。

 U-15から年代別代表に選ばれ続ける期待の大型センターバックだ。今季も開幕から12試合連続で先発したが、4失点した5月のアウェー仙台戦の直後にスタメン落ちした。リーグ再開後も控えに回ることが多かったが「苦しかった。悔しさはピッチで返すしかない」。出場した45分間を無失点に抑え、逆転勝ちで雪辱を果たした。9月開幕の仁川アジア大会(韓国)に向けては「代表は結果を残さないと評価されない。連覇しか求められていない」と言い切った。