J2札幌は6日、札幌宮の沢で紅白戦を行い、DF日高拓磨(31)が主力組右MFに入った。MF荒野拓馬(21)が左太もも裏痛で離脱。日高は9日の讃岐戦で、約6カ月ぶり先発が濃厚で「勝たなきゃいけない状況。個人としてもチームとしても結果にこだわる」と前を向いた。5月に腰椎ヘルニアの手術を受け長期離脱したベテランが、リーグ戦終盤の大事な時期で貢献し、プレーオフへの望みをつなぐ。

 前節の20位東京V戦は、守備を固めた相手をこじあけられずスコアレスドローに終わった。今回の相手も、降格争い中の21位讃岐。同じように守りを固められる展開が想定されるだけにバルバリッチ監督は「いかにサイドで数的優位をつくり、足を止めずに崩せるか。日高の上下動やポジショニングのうまさを生かしてほしい」と期待した。