仙台DF石川直樹(29)が、決意のシーズンに臨む。チーム始動直前の今月18日に第1子の長男慶都(けいと)君が誕生。父親となり「今までと全然違う気持ち。より一層強い責任感を持ってやっていきたい」と覚悟を口にした。

 試合では激しいプレーをみせる守備の要も、愛息の話になると柔らかな表情になる。出産にも立ち会ったといい「大変な思いをして生んでくれた妻と、懸命に生まれてきてくれた子には本当に感動した」。長男には「喜ばれて生まれて来たんだよ」という思いを込めた「慶」と、「人の中心になれるように」という意味を持つ「都」で、「慶都」と名付けた。

 全体練習2日目の22日は小雨の中で約2時間のトレーニング。渡辺監督が「サボるな!

 きっちりやっていこう」と、げきを飛ばす厳しい練習にも「今季は、しっかり土台を作っていこうとしているのを感じる」。パパとして初めて迎えるシーズンに高揚感を漂わせた。【成田光季】