ベガルタの未来を背負う背番号「7」が躍動した。仙台は7日、キャンプ地の宮崎・延岡で、宮崎産経大と今季2戦目の練習試合(35分×4本)を行い7-0で快勝。1、2本目に出場したMF奥埜博亮(25)は1ゴールに、再三にわたって攻撃の起点となるなど猛アピールした。

 1-0の2本目8分。左クロスからゴール前でFWハモンが競り合ったこぼれ球を、奥埜がきっちりゴールに突き刺した。「(キャンプの)疲れが出てきていたが、ゴールかアシストは決めようと思っていた」。1日の今季初戦2アシストに続く活躍に笑顔だった。

 この日のプレー時間は1人あたり70分。渡辺監督は「ゲーム体力」と「コンビネーション」を重視しつつ攻撃面もチェック。客席から全体を見渡しながら、げきを飛ばし続けた。計7得点には「クオリティーは今後、上げていかないといけない」とした上で「相手の背後を取るなど納得いくシーンは数多くあった」と手応えを感じている様子だった。【成田光季】