MF長谷部誠が所属するフランクフルトが、ホームでFW武藤嘉紀が所属するマインツに3-0で快勝した。

 長谷部は3バックの真ん中でフル出場。試合前には契約延長にサインしたとアナウンスされ、サポーターから大きな拍手と歓声が挙がっていた。中盤で攻守のバランスをとりながら冷静なプレーを見せ、センターバックが外に引き出された時にはポジションを下げてゴール前をしっかりとカバー。後半には前線への縦パスで攻撃にリズムを加えたり、すばやいサイドチェンジで展開したりというプレーも見られた。

 以下は長谷部との一問一答。

 -3-0の結果は

 長谷部 試合はあんまり良くなかった。相手にチャンス作られた中で、キーパーがかなり止めてくれた。もちろん相手が退場してから簡単なゲームにはなりましたけど、きょうに限って言えば、そんなに3-0という結果と試合内容が伴ってなかったと思います。

 -暫定だが3位浮上

 長谷部 16試合で勝ち点29、順位もいいとこにいます。チームとしてはかなり取り組んできたことが成果出てるかなと思う。個人的にもいろんなポジションでプレーしてますけど、充実はしてます。

 -冬休みをはさみ年明けからどういう感じで

 長谷部 このチームの最初の目標っていうのは、勝ち点40をなるべく早い段階で取るっていうのを掲げてます。残り11ポイントですけど、そこに到達してから新しい目標っていうのは見ていかないといけないかなと思います。個人的にも、ここのチームで来シーズン、ヨーロッパの舞台で戦いたいっていう気持ちもある。前半戦良かったから後半戦もいいってわけじゃない。相手も、自分たちのやり方研究してきて。前半戦の最後の4試合ぐらいはチームとしてもいい形ができなかった。この中断期間でいい形をまた取り戻したいですね。

 -契約延長にサインしたというアナウンスがあった

 長谷部 もともと今シーズンまでとプラスオプションだった。チームからこの段階、早い段階でね、言われた。このチームも上のところを見ている。そういうところも、自分の中では加味して、2018年まで1年プラスというオプションをこの早い段階でチームが行使したいという話してくれた。

 -アナウンスにサポーターが歓声

 長谷部 選手として非常に嬉しい。もうすぐ33(歳)になりますけど、この年齢までヨーロッパの舞台で戦ってきた選手というのは、奥寺さんとかそのくらいだと思う。自分の中では今シーズンもそうだし、先シーズンもそうですけどドイツに来てから一番充実感がある。この2年くらいはキャリアハイなのかなって感覚も正直ある。そういうものを維持するんじゃなくて、これからまたさらによくする部分を求めていきたいと思う。