[ 2014年2月13日9時8分

 紙面から ]

 フィギュアスケートの羽生結弦(19=ANA)が、男子シングルで66年ぶり史上2人目の10代金メダルをつかむ。今日13日(日本時間14日午前0時開始)のショートプログラム(SP)を前に12日、練習リンクで練習。2種類の4回転ジャンプを完璧に成功させた。躍動感あふれるステップを披露して鼻血が出るアクシデントもあったが、練習を続行。日本代表の小林監督も「鼻血はすぐに止まったから大丈夫です」と、仕上がりの良さにニッコリだ。

 羽生は、フリーが行われる14日時点で19歳69日。同種目の10代五輪王者は48年サンモリッツ五輪を18歳202日で制したディック・バトン(米国)だけで66年ぶりの偉業がかかる。19歳は「ひとつひとつ丁寧にやりたい。メダルも期待されていると思うし、精いっぱい頑張る」と話している。

 昨年12月にはGPファイナルを初制覇。6日の団体男子SPでは1位。前日11日にはスノーボード男子ハーフパイプで15歳の平野が銀、18歳の平岡が銅を獲得した。羽生がフィギュア界の10代選手として、金に向けてリンクに立つ。