04年から務めた早大競走部の駅伝監督を今月末で退任する渡辺康幸氏(41)が、4月から実業団の住友電工で強化に携わることが9日、明らかになった。

 渡辺氏は、この日、都内で行われた早大競走部の新駅伝監督発表会に出席した。05年から自身のもとで長距離コーチを務めてきた相楽豊氏(34)が4月1日付で後任に決まり、「3、4年に1回は世界で戦う選手を育ててほしい」と激励した。相楽氏も「100年の歴史を持つ部。学生ながら世界を戦う選手を輩出し、その一方で一般入試で苦労した学生も強化してきた。2つを融合したい」と呼応した。早大は1月の箱根駅伝で総合5位に終わり、その手腕に復活がかかる。