陸上のIAAF(国際陸連)ワールドチャレンジ第3戦「セイコーゴールデングランプリ陸上2015川崎」(10日、等々力陸上競技場)の前日会見が9日に会場で行われ、豪華トリオが登場した。

 男子走り高跳びで13年世界選手権覇者のボーダン・ボンダレンコ(ウクライナ)は、自己ベスト2メートル42で、ソトマヨルが持つ世界記録まで3センチに迫る王者。優勝した昨年に続く参戦で「去年は非常に良いスタートが切れた。良い記録を出したい」と日本での「快跳」を期待させた。

 女子100メートル障害に出場するサリー・ピアソン(オーストラリア)は、精密機械と言われる正確なハードリングを武器に12年ロンドン五輪で金メダルを獲得。今季海外初戦に向けて「日本で初戦を戦えるのは楽しみです」と笑顔。05年世界選手権を幅跳びで制したティアナ・バートレッタ(米国)は、今大会は100メートルも含めた2種目に参加する。「日本に来るのは6、7回目。とても気に入っている」と述べた。