世界ユース選手権短距離2冠のサニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高2年)が、男子100メートルの決勝で2位だった。

 向かい風0・8メートルでスタート。トップを走る昨年の優勝者大嶋健太(東京高3年)を猛烈に追い上げて、ほぼ同時にフィニッシュ。タイムは10秒30で、大嶋にわずか0秒01及ばなかった。ゴール直後は悔しげな表情を見せたが、「自分のベストの力は出した」。

 10秒29の自己ベストでサニブラウンの追い上げをかわした大嶋は、2連覇を達成。「優勝できて本当にうれしい」と目をうるませた。

 中学記録の10秒56を持つ洛南高1年の宮本大輔は10秒70の6位に入った。