世羅(広島)が、93年仙台育英以来2度目のアベック優勝を飾った。京都開催50回を記念して47都道府県代表に、地区代表11、開催地枠1を加えた59校が男女ともに出場。世羅は、男子が2時間1分18秒の大会新記録で連覇。04年の仙台育英を14秒更新し、史上最多9度目Vを達成。女子は1時間7分37秒で初優勝となった。

 女子は10度目の出場で初優勝した。アンカー向井優香が、トップと35秒差の4位でたすきを受けた。5キロの区間で一気に3人を抜いて逆転V。「あきらめずに追いかけた。本当に優勝したのかな、という気持ち」と仲間と抱き合って涙した。今夏の世界ユース選手権3000メートルで5位の向井は「取材の人は男子にはいっぱいいるけど、女子はちょこっとだけ。皆で『男子だけじゃダメじゃね』といって頑張りました」と胸を張った。