女子マラソンの04年アテネ五輪金メダル野口みずきさん(38)が3日、故郷の三重県伊勢市内で行われた「野口みずき杯お伊勢さんマラソン」の大会長を務めた。

 同大会は3月の名古屋ウィメンズを最後に現役を引退した野口さんの功績をたたえて、今年から「野口みずき杯」の名前がついた。野口さんは「自分の名前がついた大会になってうれしい。高校時代の友人も出場したり、参加してくれる皆さんとふれあえる。伊勢市は私が育った場所で、いろんな思い入れがあるところ。この大会を盛り上げていきたい」と話した。

 この日はウオーク(約6キロ)とバリアフリーラン(約1・7キロ)の部が行われ、野口さんはゴール地点で参加者たちを出迎えた。握手や写真撮影にも気軽に応じて「また来年も来てくださいね~」と呼びかけた。大会2日目の4日はハーフマラソンの部などが行われる。同大会には2日間の合計1万2000人以上がエントリーしている。