リオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートルリレー銀メダリスト飯塚翔太(25=ミズノ)が3日、成田空港発の航空機で米・ロサンゼルスへの合宿に出発前に、取材に応じた。

 高校時代から家族ぐるみの付き合いがあるジョン・フレイザー氏がヘッドコーチをしているカリフォルニア大ロサンゼルス校で個人合宿を約1週間実施する。お世話になったフレイザー氏にリオの銀メダルも見せる予定だ。

 「スピードアップ」が合宿のテーマとなる。リオ五輪など世界の舞台で、トップ選手は200メートルでもスタート直後からトップギアで、最後まで落ちないと痛感した。まずは100メートルの選手のような加速力を身に着けるべく、短い距離の練習に重点を置く。飯塚は主に200メートルを主戦場としているが「100メートルにヒントがある。想像できない世界がある。楽しみです。いかにスピードをリラックスして上げられるか」と話した。