合宿地のニュージーランドで大地震に見舞われた赤羽有紀子、福士加代子ら女子マラソン選手が25日早朝、シドニー経由の航空機で成田空港に帰国した。現地22日の昼すぎ、宿泊先のクライストチャーチのホテルで選手9人、スタッフ4人が被災したが、全員無事だった。限られた食料の中で二晩を過ごし、帰国の途に就いた選手たちは、疲れ切った様子。赤羽は「あまりにもショックで、何が何だか」と消え入るような声で答え、福士も「今も取り残された人がいる。複雑な思い。言葉にならない」と沈痛な面持ちだった。