<陸上:アジア選手権>◇初日◇7日◇神戸ユニバー記念競技場

 男子100メートル予選と準決勝が行われ、江里口匡史(22=大阪ガス)は準決勝1組を1位(10秒36)で通過した。「記録はちょっと物足りないですけど、決勝に向けて走りの形はつくれました。スタートから加速がスムーズになってきましたね」と手応えは十分。日本選手権は優勝したが、世界陸上の標準記録をまだ破っていないため代表入りを決められなかった。明日の決勝で標準記録(A:10秒18、B:10秒25)を破るか優勝すれば、追加代表となる可能性が大きくなる。江里口は記録よりも優勝を狙っているようで、「僅差ではなく、実力を見せて勝ちたい」と意気込んだ。