<陸上:アジア選手権>◇2日目◇8日◇神戸ユニバー記念競技場

 昨年のアジア大会2冠の福島千里(23=北海道ハイテクAC)が欠場した女子100メートルは、アジア大会で福島に0.01秒差で敗れたグゼル・フビエワ(35=ウズベキスタン)が11秒39で圧勝した。5月で35歳になったベテラン。98年の福岡アジア選手権をはじめ何度も来日経験があり「人が優しくて、古い文化を大事にしているところが好きです」と話す親日家だ。「世界陸上では準決勝に進みたい」と、福島と同じ目標を持っている。昨年以上にパワフルになった走りで、福島と“世界のセミファイナル”への先陣争いを展開しそうだ。

 日本勢は日本選手権2位の市川華菜(20=中京大)が左大腿(だいたい)の痛みで決勝を欠場。岡部奈緒(22=チームミズノアスレティック)が4位に入った。