国際陸連は24日、韓国・大邱で総会を開き、マラソンの男女同時スタートのレースで女子選手が世界記録を出した場合、今後は世界記録と区別し世界最高記録として扱う方針を決めた。同時スタートで男子のペースメーカーに引っ張られ、女子選手が記録を更新するのは公平性に問題があると判断した。11月の大会から適用する。これまでの記録の扱いは今後検討する。03年ロンドンでポーラ・ラドクリフ(英国)がマークした2時間15分25秒の世界記録や、05年ベルリンで野口みずき(シスメックス)が出した2時間19分12秒の日本記録は男性ペースメーカーが付いたレースで記録された。