<横浜国際女子マラソン>◇20日◇横浜・山下公園発着(42・195キロ)

 本命視された尾崎好美(30=第一生命)が、五輪選考ラインから遠のいた。記録よりも勝負にこだわったが、終盤に飛び出すも逃げ切れず。木崎に最後に逆転を許し、2時間26分49秒の2位だった。8月の世界選手権(18位)から3カ月。加えて3週間前に貧血を起こすなど、万全の状態ではなかった。涙ながらに「今ある状態では力を出し尽くした。後悔はありません」と話した。1月に大阪、3月に名古屋と選考レースは続くが、「今後のことはまったく考えていません。世界選手権、今回と走っている。『また走るんかい』となるので」と、ひと再挑戦はひとまず否定した。