福岡国際マラソン(日刊スポーツ新聞社後援)で日本人最高の3位に入った川内優輝(24=埼玉県庁)がレースから一夜明けた5日、福岡市内で来年2月の東京マラソンへ向けて「2時間7分台を出してロンドン五輪を決めたいな、と思いますね」と意気込んだ。

 福岡では2時間9分57秒でゴール。レース後は温泉で体をほぐしてからテレビ出演をこなし、夜は「脚の筋肉痛で眠れなかった」。それでもこの日朝も福岡市内を70分ほどランニングし、すれ違う市民から祝福の声を掛けられていた。

 埼玉・春日部高定時制事務職員の「公務員ランナー」は6日から職場に戻る。「明日からもちろん本業に。むしろ今日(仕事を)やっていないことを『アイツ働いてない』とか言われるんじゃないですか?

 今日は有給取ってます。いっぱい余っていますから」と、苦笑いしていた。