4大会連続の五輪出場を狙う陸上男子400メートル障害の為末大(33=CHASKI)は30日、静岡国際(5月3日・エコパ)出場のため、拠点の米サンディエゴから帰国した。今季初戦の静岡当日が34歳の誕生日となるだけに、「オリンピックは最後のチャレンジ。焦りもなく、すがすがしい気持ち」と笑顔。2月中旬に左ふくらはぎを痛めた不安を打ち消すように、「状態は8、9割できている。静岡では49秒台前半で走れる」と話した。

 五輪出場には、参加標準記録(A=49秒50、B=49秒80)を突破した上で日本選手権(6月8~10日・大阪)の上位進出が求められる。まだ記録を保持していないが「日本選手権にピンポイントで合わせにいく。優勝すれば間違いなくA標準は切れる」と自信満々だった。