<陸上:静岡国際陸上>◇3日◇静岡・エコパ

 男子800メートルは横田真人(24=富士通)が大会タイ記録で優勝した。タイムは1分46秒85、自身の持つ日本記録には0.69秒届かなかった。横田はレースを振り返り、600メートルの通過タイムが1分19秒だったことに着目。「1分18秒では行きたかった。“遅い”と思って焦ってしまった」。ペース配分が乱れ、反省しきりの横田だったが、そんな中でも収穫はつかんだ。シーズン初戦としては過去最速タイムで、1月から3月まで米国トレを行った効果を肌で感じ取った様子。「入りの200、300メートルは楽に入れるようになった」。次戦は6日のゴールデングランプリ川崎。「僕より速い選手が何人も出場する。そのなかで勝負をしてタイムを出せたら、ホンモノだと思う。最低でも日本記録、さらには五輪A標準(1分45秒60)を狙っていく」と出直しを誓っていた。