陸上のロンドン五輪代表選考会を兼ねた「セイコー・ゴールデングランプリ川崎」(6日=川崎・等々力陸上競技場)に出場する有力選手が5日、川崎市内のホテルで開かれた記者会見に出席した。

 昨年の世界選手権は銀メダルに終わりながら、13秒ジャストの好タイムを出した男子110メートル障害の劉翔(28=中国)は、今季屋外初戦を迎える。今季は欧州での室内でアジア新記録を出しており「コンディションはいいよ」。日本開催の主要大会では東アジア選手権、大阪国際GP、世界選手権(07年)と全て勝っており「ホームでレースをしているみたいで応援もすごい。日本は大好き」と笑顔も見せた。昨年から、1台目までのハードルの歩数を8歩から7歩に減らしたことで、スピードアップを実感できているという。04年アテネ五輪覇者は、復活への道を着実に歩んでいる。