<陸上:ぎふ清流ハーフマラソン>◇20日◇岐阜メモリアルセンター発着

 ロンドン五輪マラソン代表藤原新(30=ミキハウス)が、公務員ランナー川内優輝(25=埼玉県庁)の「地元進出」にくぎを刺した。先週の仙台国際ハーフマラソンに続いて2人で出場。藤原が1時間3分5秒で日本人最高の6位、川内は1時間4分13秒で12位、ケニア人のマーティン・マサシ(スズキ浜松AC)が1時間1分29秒で2連覇を果たした。

 藤原は「時計を見ながら2分台でいけるかな…と思いましたが、ラストでちょっとサボってしまいました。長良川沿いの風がいい感じで、ロンドンでもこの風が吹いてくれれば」と満足げな表情だった。

 川内は27日は富山・黒部名水ロードレースに出場予定。「来週は富山でレースなので…」と意欲を見せようとしたが、すかさず富山に妻子が住む藤原が「富山は私のホームなので、あまり川内色を見せないように」。トークでも上手の先輩の“口撃”に、たじたじだった。