<陸上:ダイヤモンドリーグ第11戦ローザンヌ国際>◇23日◇スイス・ローザンヌ

 男子100メートルはロンドン五輪銀メダルのヨハン・ブレーク(ジャマイカ)が世界歴代2位に並ぶ9秒69の好記録で優勝した。

 ロンドン五輪の100メートルと200メートルでボルトに敗れた22歳のブレークが、ボルト不在のレースで強烈な印象を残した。好スタートで飛び出すと、低い姿勢で一気に加速。タイソン・ゲイ(米国)らを寄せ付けずにゴールへ突き進んだ。“世界で2番目に速い男”になったタイムを確認すると「すべてがうまくいった」と笑顔を浮かべた。

 五輪後最初のレースで「コーチからもっと速いタイムを出せると言われていた。それを証明することができた」と止まらない成長ぶりを示した。この日は200メートルを余裕の走りで制した4歳年上のボルトは、同じチームの後輩の快走を「素晴らしい力を発揮すると思っていた」と祝福した。