<陸上:ダイヤモンドリーグ第11戦:アスレティッシマ>◇23日◇ローザンヌ

 女子800メートルはロンドン五輪4位のパメラ・ジェリモ(22=ケニア)が残り1周のバックストレートでスパート。金メダリストのマリア・サビノワ(27=ロシア)のホームストレートでの追い上げをかわして優勝した。タイムはジェリモが1分57秒59、サビノワが1分58秒10。

 北京五輪優勝のジェリモが意地を見せた格好だが、ローザンヌではロンドン五輪金メダリストの不調も目立った。12人の金メダリストが出場し半数の6人が敗れた。

 バルシムに敗れた男子走り高跳びのウホフや、カーメリタ・ジーター(32=アメリカ)に同タイムで敗れた女子100メートルのシェリーアン・フレーザープライス(25=ジャマイカ)らはそれなりに力を発揮した。だが、フライング失格した男子110メートル障害のアリエス・メリット(27=アメリカ)や、7位に沈んだ女子400メートル障害のナタリア・アントユフ(31=ロシア)、5位だった女子走り幅跳びのブリットニー・リース(25=アメリカ)らは五輪チャンピオンらしくない負け方だった。