4年ぶりに来日した陸上界のスーパースター、ウサイン・ボルト(26=ジャマイカ)が10日、東京・南青山のプーマハウスで来日会見を開いた。開始時刻が二転三転するなど、マイペースぶりは相変わらず。それでも終始、笑顔で約70人集まったメディアに対応した。

 ロンドン五輪では、北京に続き100メートル、200メートルを連覇。生きる伝説となった男は「宣言通り、勝った自分を誇りに思う。部屋に戻って気持ちが落ち着くと、涙がドッとこぼれ落ちた」などと裏話を明かした。また、強さの秘訣(ひけつ)を問われるや「ハードワーク」と言い「年々、年とともトレーニングをするようになった。自己犠牲を払ってやることが大事」と、まじめぶりもアピール。そして現役引退後については「いつも友達とサッカーの話をしている」と言うなど、あらためてサッカー選手へのあこがれを口にした。