今夏のモスクワ世界陸上代表選考会を兼ねた東京マラソン2013は24日、都庁を出発し東京ビッグサイトをフィニッシュするコースで行われる。レースを翌日に控えた23日、各選手は宿舎となる東京・新宿のホテル周辺で最終調整に汗を流した。

 箱根駅伝の“元祖”山の神・今井正人(28=トヨタ自動車九州)は、午前6時と10時に、2度のランニングで汗を流した。「ボチボチですね」と言葉少なだったが、表情には余裕を感じさせた。前日の会見では「自分の走りをすれば結果はついてくる」と、自身6度目のマラソンで初の2時間10分切り、その先にある代表選考基準(2時間7分59秒以内)を見据えていた。