国際陸連は8日、05年の世界選手権(ヘルシンキ)で集めた検体を再検査した結果、男子ハンマー投げ優勝のイワン・チホン、同2位のワジム・デビャトフスキー(ともにベラルーシ)ら6選手に違反があったと発表した。処分は今後発表される見込み。室伏広治(ミズノ)はこの大会を欠場しており、順位の変動に関係はない。

 昨年のロンドン五輪で金メダルを剥奪された女子砲丸投げのナドゼヤ・オスタプチュク(ベラルーシ)、女子ハンマー投げ優勝のオリガ・クゼンコワ(ロシア)、女子走り幅跳び2位のタチアナ・コトワ(ロシア)、男子砲丸投げのアンドレイ・ミフネビッチ(ベラルーシ)も違反が判明した。具体的な禁止薬物は明らかにされていない。