<陸上:日本グランプリシリーズ第4戦・静岡国際兼世界選手権代表選考会>◇3日◇静岡スタジアム(エコパ)◇男子400メートル障害

 昨年ロンドン五輪代表の岸本鷹幸(22=富士通)は49秒73で5位。自己ベストの48秒41はおろか「出したかった」という48秒台からも遠かった。

 五輪2週間前に左太ももを肉離れし、本番は1台目を越えられず失格。「まだ無意識のうちにかばっている」と状態は上向かないが、それでも想定外の平凡なタイムに「訳が分かりません。48秒台など到底無理ですね」とお手上げ状態だ。

 法大を卒業し今春から社会人に。「あこがれていた富士通のユニホームを着て、責任感が強くなった」と自覚はあるが「ここまで悪いタイムが出てしまうとは」と、最後まで煮え切らない様子だった。