<陸上:関東学生対校選手権>◇第2日◇19日◇東京・国立競技場◇男子1万メートル

 箱根駅伝で活躍する東洋大の双子の弟、設楽悠太(4年)が、28分31秒14で日本人トップの3位に滑り込んだ。

 残り1000メートルで優勝したエノック・オムワンバ(山梨学院大2年)、2位のダニエル・ムイバ・キトニー(日大2年)に離された。だが日本人トップ争いでは、ライバルの日体大・服部翔大(4年)、双子の兄の東洋大・設楽啓太(4年)に表彰台を譲らなかった。

 1週間前には、日本人初の兄弟27分台を達成。目標とする世界陸上出場には、参加標準記録A(27分40秒)を切ることが条件で、さらなる自己ベスト短縮が必要。「日本選手権でしっかり結果を残して、2人そろって世界選手権に出たい」と話した。