<陸上:関東学生対校選手権>◇最終日◇26日◇日産スタジアム◇男子200メートル決勝

 慶大のエース山県亮太(3年)が、20秒41で優勝。前週の100メートルに続く短距離2冠を達成した。

 コーナー出口付近までは、20秒35を3日の静岡国際で出した橋元晃志(早大1年)と接戦の様相だったが、直線に入る手前で橋元が左足太もも裏を痛めて脱落。リードを保ったまま世界陸上参加標準記録1を突破する好タイムで、2冠へのフィニッシュラインを駆け抜けた。

 「200は気負うことなく走れました。日本選手権は100だけですが、200でA標準を切れて臨めるのは気分的にいいですね」と山県。

 男子100メートルで桐生祥秀(17=京都・洛南高3年)との9秒台争いが注目されるが「疲労を抜いて自分の走りをできれば」と、記録への色気は一時封印するようだ。