<陸上:全日本大学駅伝>◇3日◇愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮(8区間106・8キロ)

 4連覇含む5度の優勝を誇る早大は、現状では健闘ともいえる4位に入った。

 エースで今季、1万メートルの学生最高記録を樹立した大迫傑(4年)が4年連続で出走した2区で快走した。スタート1区は15位と大きく出遅れたが、たすきを受けた大迫が、次々と前を行くランナーを抜き去り6人抜き。この4年間では通算25人抜きとなった。

 逆にそれは、エースに上位でたすきをつなげていない証拠。大迫も「これまでは焦ってズルスル後退することがワセダは多かった」と振り返る。

 もどかしさもあるが「でも今日は、チーム全体が力みなく、3~4番を狙おうと力をだし切れた」という。大迫が9位に引き上げた後も8位→6位→4位と、ミスない走りで順位を上げた。来年1月の箱根に向け「チャンスがあれば」と大迫は、さらなる上位進出を目指す。