12月1日に号砲が鳴る第67回福岡国際マラソン(平和台陸上競技場発着=日刊スポーツ新聞社後援)の招待選手記者会見が29日、福岡市内のホテルで開かれた。

 公務員ランナーの川内優輝(26=埼玉県庁)は「2時間7分30秒」と「3位以内」を目標に掲げた。結果次第では夏マラソン=日本代表断念も辞さぬ構えで「これまで中途半端だった。日本代表に入って五輪や世界選手権を目指すか、違う形で競技を続けるか。今後の競技人生がどうなるかの分岐点」と悲壮な覚悟で臨む。

 一方で、これまでのレース前会見で丁々発止の舌戦を繰り広げてきた藤原新(32=ミキハウス)とは、期待通りの前哨戦?

 を展開。「“これがプロの走りだ”というのを見せてほしい。最近は(合宿地のスイス)サンモリッツに引きこもっていますからね」とチクリ。実業団でなく、独自のスタイルを貫く者同士でレースを盛り上げる。