日本陸連の年間表彰式「アスレティック・アワード」が17日、東京都内で開かれ、世界選手権女子マラソン銅メダルの福士加代子(ワコール)が初めて最優秀選手に選ばれた。

 男子100メートルで10秒01をマークした18歳の桐生祥秀(京都・洛南高)が新人賞に加え、広く社会に貢献した選手や団体を対象とした特別賞を受賞した。

 優秀選手賞は世界選手権女子マラソン4位の木崎良子(ダイハツ)、同1万メートル5位の新谷仁美(ユニバーサルエンターテインメント)、男子棒高跳び6位の山本聖途(中京大)に決まった。

 新人賞は世界選手権男子20キロ競歩6位の西塔拓己(東洋大)、女子400メートルで高校記録を樹立した杉浦はる香(静岡・浜松市立高)も選ばれた。

 31歳の福士は「(受賞の)予想はちょっぴりしていた。うれしい」と喜び、桐生は「来年は世界で戦えるように頑張っていく」と意気込んだ。