<名古屋ウィメンズマラソン兼アジア大会代表選考会>◇9日◇ナゴヤドーム発着(42・195キロ)◇晴れ、気温9度、湿度44%、東の風0・1メートル(午前9時10分スタート時)

 フィニッシュ地点のナゴヤドームに入る直前まで、木崎良子(28=ダイハツ)と日本人トップ争いを繰り広げた4位の早川英里(32=TOTO)は「(スパートの)スピードが違いました。まだまだレベルアップが必要」と話しながらも、充実の笑みを浮かべた。

 3年前から、元トライアスロン日本代表の山本コーチの指導を受けている。通常のマラソン練習とは別メニューのトライアスロン用の練習もタイム向上につながったようで、同コーチも「この3年間で積み重ねたもの。体調の良しあしの差もなくなってきた」と好調の要因を挙げた。

 32歳だが、昨年のこの大会で9年ぶりに自己ベストを更新。そして今回も、その記録を46秒更新する自己ベストだった。マラソンは19回目。まだまだ、伸びしろはありそうで「今まで付けなかった30キロまで先頭集団に付けることが出来た。大きな目標として2年後のリオ五輪もあります」と話した。