<陸上:セイコーゴールデングランプリ陸上2014東京>◇11日◇国立競技場◇男子やり投げほか◇日刊スポーツ新聞社主催

 男子やり投げは、日本勢にとって記念すべき一戦となった。史上初めて、80メートルスロワー3人が、出場する一戦で、最後の国立競技場での陸上競技大会に花を添えた。

 09年世界選手権銅メダリストで、昨年は日本歴代2位の85メートル96を出したベテランの村上幸史(34=スズキ浜松AC)は、日本勢トップながら77メートル68とふるわず4位だった。「率直にダメ。腕が振れるポジションに体を持って行けなかった」と技術的な反省を口にした。風の影響は「それは感じなかった」と話しつつ「でも、やりは落とされる感じ」と影響は多少なりともあった様子。それでも「う~ん、ここまでとは」と低調な数字に声を落とした。