<陸上:第93回関東学生陸上競技対校選手権大会>◇第2日◇17日◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場◇男子1部100メートル決勝

 男子1部100メートルは、日本人初の9秒台が期待される桐生祥秀(よしひで、18=東洋大1年)が10秒05(追い風1・6メートル)の大会新、学生新で大学初タイトルを獲得した。

 桐生は、前日(16日)の予選を10秒36(向かい風0・6メートル)の第3組1着、全体でも1番のタイムで、この日の準決勝に進出。この日午前の準決勝は、10秒25(追い風3・1メートル)の全体1位で決勝に進んでいた。

 桐生は、約3時間後の同3時55分からの男子1部400メートルリレー決勝にも、アンカーとして出場。39秒54の東洋大記録で、チームを3位に導いた。

 10秒05は、昨年4月の織田記念国際で出した日本歴代2位の10秒01に次ぐ、桐生のセカンドベスト。レース後、興奮した様子で「やっと2度目の(10秒)0台が出た。関東インカレという大きな舞台で出せて良かった」と、早口でまくし立てた。