<陸上:世界ジュニア選手権>◇23日◇米オレゴン州ユージン

 男子100メートル決勝で桐生祥秀(18=東洋大)は10秒34で3位となり、この種目の日本勢で初のメダルを獲得した。銅メダルに輝いた桐生は、晴れやかな表情で一層の飛躍を誓った。

 -この種目のメダル獲得は日本人初。

 「うれしさもあり、悔しさもあり、という感じ。ここから、もっと上を目指したい」

 -準決勝、決勝を振り返って。

 「決勝は、タイムは関係なく、優勝を狙っていた。準決勝の後半は股関節が痛かった。帰りに歩くのもつらかった。決勝は両脚がつった」

 -日本人初の9秒台の期待が高い。

 「いつかは出る。9秒台は通過点にしたい。9秒台を目標にしていたら、ああ出ちゃったな、で終わる」

 -東京五輪まで、あと6年になった。

 「あと6年しかないが、6年もある。ここから6年先を考えたら、速い選手がどんどん出てくる。このメンバーで争うなら9秒台で争いたい」

 -国際大会の感想を。

 「海外の試合に慣れる必要があるので世界ともっと勝負したい。こういう経験をどんどんしていきたい」