秩父宮賜杯第46回全日本大学駅伝対校選手権大会(日刊スポーツ新聞社後援)は2日午前8時5分、名古屋・熱田神宮をスタートし、三重・伊勢神宮をフィニッシュとする8区間106・8キロのコースで争われる。

 レースを2日後に控えた10月31日、名古屋市内で監督会見が開かれた。

 昨年まで駒大、東洋大で形成された「2強」の構図から、今年は明大、早大、山梨学院大、青学大らの実力差も接近し、戦国模様を呈している。会見に出席した各監督も「マスコミに踊らされた部分もあるが(笑い)『スピードの明治』にスタミナがあることも見せたい」(明大・西弘美監督)「1区はウチの『ブレーキ専門』の柳(利幸=3年)で行きます。彼が区間5番以内なら優勝も狙える」(早大・渡辺康幸監督)「『今年は優勝を狙うチームを作って、その思いを後輩に引き継ぎたいんです』という選手の気持ちが示すように練習の質は上がった」(山梨学院大・上田誠仁監督)「チャレンジ精神で果敢に攻めたい。2区の久保田(和真=3年)に注目してください」と、ユーモアも交えながら、自チームをアピールしていた。