<陸上:第55回東日本実業団対抗駅伝競走大会>◇3日◇埼玉県庁~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場◇7区間=77・5キロ◇参加24チーム

 前々回の箱年駅伝を日体大の主軸として制した社会人1年生も、実業団での駅伝デビューを果たした。

 2位に入った日清食品グループで6区を走った矢野圭吾は、29分48秒の区間新記録でチームを4位から2位に引き上げた。6月下旬から右大腿(だいたい)骨、右アキレスけんを痛め、本格的な走り始めは9月から。そんな事情もあり、距離が比較的短い6区(10・6キロ)に起用された。「10月上旬からポイント練習を始めたこともあり、区間配置も楽してもらったので、最低限でも区間賞を、と思っていました」と話した。

 日体大時代は3年時から主将を務めた服部翔大は、3位に入ったホンダのスタート1区で起用された。先頭争いを演じ、トップのDeNAから5秒遅れの4位で、2区の設楽悠太にタスキを渡した。「調子は上がってきています。もっと上げて1月(1日)のニューイヤー駅伝では区間賞を狙えるように、調子をもっと上げたい」と話した。