アジア最速女王がプロの心意気を学んだ。陸上女子100、200メートル日本記録保持者の福島千里(23=北海道ハイテクAC)が9日、恵庭市内のインドアスタジアムで楽天の鉄平外野手(28)牧田明久外野手(29)横浜DeNAの渡辺直人内野手(31)の3選手と合同練習を行った。福島は「それなりの思いがないと、こんな雪深い所までこない。そういうところから意識がすごい」と刺激を受けた。

 鉄平らは北海道ハイテクACの名物トレーニングに果敢に挑戦した。ミニハードルでは一緒に同走。赤いひもを利用して体幹を鍛えるレッドコードでは、あまりのつらさに苦悶(くもん)の表情を浮かべた。それでも、慣れない練習にも手を抜くことなく全力で打ち込む姿に福島は「想像していた通りすごかったです」と、プロの意欲の高さを感じ取った。

 鉄平は「練習は全部きつかったです。バランスも僕らの比じゃないですね」と脱帽した。合同トレは今日10日までを予定。福島は「直接会うことはプラスになる。受け身じゃだめだし、練習ももっと工夫しなきゃいけないと思った」と、ロンドン五輪イヤーに向け気持ちを引き締めた。【石井克】