日本陸連は12日、都内でロンドン五輪マラソン代表メンバー男女6人を発表した。女子は重友梨佐(24=天満屋)木崎良子(26=ダイハツ)尾崎好美(30=第一生命)が選出され、赤羽有紀子(32=ホクレン)が補欠となった。

 代表発表をテレビで見ていた尾崎は「呼ばれたときは泣きそうでした」と喜んだ。日本人最高の2位だった名古屋ウィメンズマラソンから一夜明け、自信を持って新聞を読むと関係者の辛口意見が目に入り、不安が募っていた。92年バルセロナ五輪4位の山下監督は「自分のリズムで押していけるよう鍛えたい。現実的には入賞が目標だが、やる以上はメダルを狙う」と宣言。尾崎も「五輪の舞台が集大成。記憶に残るレースをしたい。監督を超える結果を出して、指導者としても『良い監督だよ』と示せる走りがしたい」と意気込んだ。