来年1月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)のチームエントリー発表会見が10日、都内で行われ、10月の出雲駅伝を制した台風の目、青学大の原晋監督が「言葉」で他校をかき乱した。

 鍵となる区間について、他校が1~3区の「前半」を掲げる中、原監督だけは違った。「最近、夢を見るんです。9、10区で(スーパールーキー)久保田やエース出岐が5分差を逆転する夢を。今日も見てきました」と後半勝負を示唆する発言。その真意を「みんな前半勝負と言うから変えたくて。驚いたでしょ!?

 でも、ほかの選手も調子が良い。正夢になるかもしれませんよ」とはぐらかした。

 今月3日にはゲブレシラシエを招き、講演してもらった。皇帝魂も加わったチームだが、原監督は「学生スポーツですから基本、楽しくやりましょう!」と、緊張感をまとう他校と違って、にこやかに構えた。