埼玉流“三種の神器”で入賞への流れを作る-。陸上のモスクワ世界選手権(8月10日開幕)男子マラソン代表の川内優輝(26=埼玉県庁)が24日、埼玉県庁を訪問。上田知事らから激励され、各所から記念品を贈呈された。

 「開眼されたのか参加されたレースで、ことごとく優勝。埼玉県民、県庁マンの誇り」と称賛した同知事からは、県農林部特選のスペシャルドリンクセット。給水を勝負のポイントの1つに挙げる川内は「ハチミツも入っていますし、うまく使います」と感謝した。県議会からは大好物のカレー「彩の国黒豚カレーセット」。これでレース前夜の出陣準備も心配ない。教育長から激励された後は、熊谷商高プロデュースの「桜うどん」のセット。消化が早くエネルギー源として吸収されやすいとされ、こしの良さは勝負どころの粘り腰も誘発されるはず!?

 スポーツ議員連盟からの「彩のかがやき」(県産米)はモスクワで輝いた後、収穫される秋のお楽しみだ。

 「埼玉から日の丸を背負う選手が出るよう、6位入賞を目指す」と川内。今後ははり治療やマッサージに時間をかけ、3日前にはヒゲもそり散髪も済ませリフレッシュした。一方で国立スポーツ科学センターに泊まり込み、ポイント練習でスピードを強化中。準備にぬかりはない。【渡辺佳彦】