君も10分を切って世界を股に掛けよう!

 公務員ランナー川内優輝(26=埼玉県庁)が次世代のランナーに夢を投げかけた。川内は10月31日、ニューヨークシティー・マラソン(3日)出場のため成田空港を出発した。初めて走る世界最高峰の「ワールド・マラソン・メジャーズ」からの栄誉あるオファーに「招待されて本当に光栄。世界選手権と同等のレベルなので、何とか上位に」と語った。

 川内はまた、世界各国からオファーが届いていることを明かした。大みそかにはマドリード10キロロードに出場する意向で「スペインでは地味に、テレビや新聞で知られているようです」と川内。イスラエルやポーランドなどからのオファーもあるという。「公務員でも2時間10分を切れば世界から招待される。中学や高校生が知って夢になれば」と、20年東京五輪を目指す次世代に思いを託した。